日本よもやま話

年配の人とガリガリ君を食べて恥ずかしい思いをした話

ハロハロメロンソーダ

会社の昼休み、毎日一緒に御飯を食べに行く年配の人がいます。かりに大川さんしましょう。大川さんとはとは部署が全く違うし、年齢も20歳以上離れています。

あることがきっかけで良くしてもらってから、一緒にお昼を食べに行くようになって2年ほど経ちます。会社終わりにも二人で飲みに行ったりするので、かなり仲がいいと言えます。

先日、お昼を目一杯食べた帰り道。店から一歩出ると、アスファルトから立ち上る熱でカゲロウがみえる炎天下。夏は好きだけど、これはさすがに暑いなぁ、と顔をしかめていると、隣を歩いていた大川さんが突然、「ミニストップ」に行こうと言い出しました。

この2年間でお昼を食べたあとに、セブン-イレブンでコーヒーを買ったことは何度かあっても、ミニストップに行ったことはありません。心のなかでめんどくせーなー、と舌打ちしながら「何しに行くんですか?」と聞くと、「ハロハロメロンソーダ」が食べたいとの事。

このエントリーで書いたんですが、僕は細マッチョになるべくストイックな生活を送っているところです。もちろん、このおじさんもそれは充分承知した上での発言。

しょ、正直、食べたすぎる、メチャメチャ食べたいハロハロメロンソーダ!ソフトクリームをちょっとずつメロンソーダに溶かしながら…イカン、これは食べてしまう。

「大川さん、マジで何を言ってるんですか。飯食った後にこんな物食べたらヤバイでしょ、うわぁあ食べたい…。」
「だって暑いじゃん。まだ細マッチョとか言ってんの?だったら、ガリガリ君食おうぜ、ガリガリ君。」

まったくアイスなんて食べたいと思っていなかったのに、大川さんの余計な一言でアイスに頭の中を支配されてしまいました。

「ま、まぁガリガリ君なら///」

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ガリガリ君を買う

ガリガリ君(ソーダ味、梨味)

店内はキンキンにクーラーで冷えていて、外の暑さは何だったのかと思いながら、アイスボックスに向かいます。ボックスをのぞき込むと2種類のガリガリ君がありました。「ソーダ味」「梨味」。ここはソーダしかないと、「ソーダ味」のガリガリ君を取りながら横を見ると大川さんは「梨味」をチョイスしていました。

二人でお会計を済ませ、店内にゴミ箱があるタイプのコンビニだったのでガリガリ君を取り出し袋を捨てて、外に出ます。

自動ドアが開いた瞬間、むあっとした空気が流れこんできましたが、先ほどとは違ってガリガリ君という暑さに対抗するための武器を右手に握りしめているため、そこまで暑さが気になりません。一口ガリガリ君をかじります。う、うまい!口の中で溶ける氷の感触とともに爽やかなソーダ水の味が広がります。

「おい、一口交換しようぜ。」

全く予想してなかった一言に、驚き大川さんを見ます。ゆっくり氷の溶ける感触を楽しむ間もありません。

すでにガリガリ君を持った手をこちらに向かって突き出し、ニコニコ笑顔を浮かべながらこちらを見ています。僕が一瞬躊躇したことを見ぬいたのか、ガリガリ君を持った右手を小さく上下に動かし、早く食えとさらにアピールしています。

しかたなく、僕もガリガリ君を持った右手を差し出し、お互いの手を交差させるようにして、ガリガリ君をかじり合います。

自転車のブレーキをかける音が小さく聞こえたので、梨味をかじりながらそちらを見ると、自転車に乗った女の人が僕らをみてひきつったような、驚いたような顔をしていました。

大川さんといると、お互い小学生の友達どうしのような感覚になることがよくあるんですが、女の人の顔を見た瞬間フル回転した頭の中で、30代のおっさんと50代のおっさんが道の真中で腕を交差させるように、アイスを食べさせ合っている姿は、色んな意味でヤバイ、という結論を弾き出しました。

一瞬にして30代のおっさんに戻った僕は、その場を取り繕うために苦笑いで女の人に軽く会釈をし、大川さんのアイデアに乗っかると、ろくな事がない、と再認識するのでした。

あ、梨味は美味しかったです。

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