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成田空港の格安カプセルホテル!ナインアワーズ試泊レポート

ナインアワーズ 寝室

成田空港にあるカプセルホテル「9hours(ナインアワーズ)」に泊まってきたので、実際に宿泊するまで不安に思っていた点や、良かった点などレビューしていきたいと思います。

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9アワーズに泊まろうと思った経緯

夏休みを使って、実家のある四国に帰省をすることになりました。毎年帰省をする場合の交通手段として、新幹線を使用していたのですが、妹からLCC(ローコストキャリア)のジェットスターが安くて良かったと聞き料金を調べたところ、確かに安い!

新幹線を使用した場合、約35,000円(往復)の交通費がかかるのですが、ジェットスターだとうまくやれば約1万円(往復)で行って戻れることがわかりました。

これを利用しない手はない、ということで早速予約をしようとしたところ、目的地の高松空港へは1日2便しか出ておらず、夜の便は値段が高かったため早朝の便を予約することになります。

出発時間

ここで問題になったのは、出発時間が早朝過ぎるため始発に乗っても飛行機の出発時刻に間に合わないことでした。

そこで近くの駅の漫画喫茶か何かで時間を潰すことになるかな、とネットで調べてみたところ今年(2014年)の7月にninehoursなるカプセルホテルが成田空港にオープンしたことを知りました。

ネット上に上がっている情報(写真や文章)をみていると”未来的なデザインのカプセルホテル”といった切り口で多く紹介されていて、興味が湧いてきます。

ちなみに調べてみたところ、以前まで成田空港内での宿泊は禁止だったようですが、LCCが増えてきたことで成田空港側でも人数に応じて寝転べるソファがあるターミナルなどを開放しているようです。

第1・第2ターミナルの1階中央出入口及び第2ターミナルの2階出入口については、24時間オープンしておりますので、こちらからターミナル内に入館し、指定の場所で早朝の出発便までお待ち頂くことが可能です。

トラベルサポート お問い合わせ先のご案内 | 成田国際空港公式WEBサイト

当日までソファーで寝るか、カプセルホテルに泊まるか悩んでいましたが、値段も3,900円~ということでそこまで高くないし、ブログのネタにもなるし、ということで公式サイトから予約しました。

早めの予約がお得

通常宿泊が4,900円かかるところ1日男女各5名限定で3,900円で宿泊できるプランがあります。3連休(土、日、月)前の木曜チェックイン、金曜チェックアウトで予約しようとしたところ、当日14:00の時点で5名限定プランにまだ枠がありました。

意外と宿泊者は少ないのかな。と思っていましたが、シャワーを浴び終わった夜の11時頃には、ほぼすべての部屋が埋まっていたので、お得に宿泊したい人は早めの予約が吉だと思います。

9h ninehours 成田空港 公式サイト

料金一覧表

プラン 男性 女性
先着プラン 3,900円 3,900円
通常プラン 4,900円 4,900円
朝食付きプラン 5,440円 5,440円

ナインアワーズまでの道のり

成田空港 空港第2ビル駅看板

公式サイト内で記載されている【アクセス】のコンテンツに「成田空港第2ビル 1分」とだけ記載されているため、恐らく「空港第2ビル」が最寄り駅なんだろうけども、いまいち確信が持てませんでした。そのため若干不安を感じつつ「空港第2ビル」駅に到着し、京成線の改札を出ます。

成田空港 地図

改札を出たところに↑のような地図があり、地図右上の第2駐車場連絡口に向かいます。

成田空港 カプセルホテルの案内掲示板

途中セキュリティーチェックを終え、空港内に入り連絡口に到着すると大きく「カプセルホテル」と記載された案内板があるので、後は案内通りに1~2分進んでいけばナインアワーズに到着します。

公式サイトのアクセスマップが個人的にはわかりにくかったため、不安を感じていましたが空港内の案内がしっかりしているので、迷うことはないと思います。

ナインアワーズ施設紹介

ナインアワーズ入口

カウンター

ナインアワーズ受付

入ると正面にカウンターがあり、左手が男性専用、右手が女性専用となっています。カプセルホテルに泊まるのが不安な女性の方も、完全に男女別になっているので、安心して泊まれるのではないでしょうか。

WEBで予約した事と名前を伝え、チェックインします。2014年9月時点では公式サイト内での決済を行っておらず、チェックイン時に料金を支払う形になっていました。

チェックインを済ませると、部屋着、バスタオル、フェイスタオル、スリッパ、(各1つずつ)の入ったバッグとロッカーの鍵を渡されます。

どこかでナインアワーズ内のwifiに繋げるためのアクセスキーを教えてくれる、という記載を見たのですが、初期セットには含まれていなかったので、カウンターで尋ねる必要があるかもしれません。

ロッカー

ナインアワーズ ロッカールーム

チェックインを済ませ男性専用の扉を開けると、ロッカールームに繋がっています。黒、白、四角といった感じの近未来的なシンプルなデザイン。少年心をくすぐられちょっとワクワクします。

ナインアワーズ ロッカーの広さ

ロッカーですが、上下2段に分かれていて奥行きがあります。横80cm×縦30cm×高さ30cm程度の旅行かばんが上段に楽に入っていたので、よほど大きなトランク出ない限り問題なくロッカーに収納できると思います。

ナインアワーズ ロッカー

胸に「9h」のロゴが入った、ナインアワーズの部屋着。特別寝やすいとかはありませんでしたw

洗面所、トイレ

ナインアワーズ トイレ/洗面所

ロッカールームを抜けると、正面に洗面所、トイレ。右手にカプセルがずらっと並んだ寝室に続く扉があります。

ナインアワーズ 備え付けのドライアー

洗面所もトイレも清潔感があり、落ち着いて用を足す事ができると思います。また無料のドライヤーも備え付けられているので、シャワーの後も髪を乾かすことができます。他にもティッシュと手を拭くための紙、それらを捨てるためのゴミ箱が備え付けてありました。

スーパー銭湯などでよく見る、男性用の化粧品的なものは一切ありませんでした。

シャワールーム

ナインアワーズ シャワールーム

宿泊の場合、料金にシャワー使用料が含まれています。

ナインアワーズ シャワー室

清潔、綺麗!が第一印象です。入り口の脇に手荷物を置くスペースがあり、中から鍵を閉められるので、チェックイン時にもらったバッグに財布、携帯、着替えなどを入れておけば、カプセルの中に貴重品を置いておくリスクを回避できるので、セキュリティ的にもバッチリです。

ナインアワーズ シャンプー/リンス/ボディーソープ

シャンプー、リンスー、ボディーソープが常備してあります。銭湯のシャンプーのように髪がキシキシになることもなく、使用感、匂いともに良かったです。シャワーの水圧も強く、途中でお湯が熱くなったり、冷たくなったりということもありませんでした。

■注意点
たしかホームページに「何度でもシャワーをご利用になれます」的な記載があったので、渡されたフェイスタオルを体を洗うために使い、バスタオルで体を拭きました。使用し終わった濡れたタオルは洗濯BOXにIN。

翌朝、顔を拭くためのフェイスタオルをもらいにカウンターに行ったところ、渡せるタオルは各1枚づつということでした。何度でもシャワー使っていいけど、タオルは1枚だけね♡ってどういうことなの。

個室

ナインアワーズ 寝室

寝室スペースにはカプセルがずらーっと並んでいます。非日常的で宇宙船に紛れ込んでしまったかのような景色に、思わずスゲーと声を漏らしてしまいました。

残念ながら法律上、カプセルを密封することができないそうなので、ガチャンと閉まる扉的な物はなくブラインドで入り口を塞ぎます。もちろん施錠することはできません。なるべく貴重品はカプセル内に置かないようにしましょう。

ナインアワーズ カプセル内部

カプセル内は思いの外広く、シングルベットを少しだけ狭めた感じでした。

枕の上に室内の明かりを調整するつまみと、ボリュームを調整するつまみ(波の音が流れている)、コンセントが1つあります。

シーツや枕は清潔で、埃っぽさやカビ臭さは全く感じませんでした。

目覚ましを設定できる機器は見当たらなかったため、携帯のアラーム(バイブのみ)を設定しました。

もし、目覚ましの設定方法を知っている人がいましたら、コメントを残していただけると助かります:)

■注意点
カプセル内での飲食は禁止されているため、ナインアワーズ内に飲み物の自動販売機がありませんでした。

シャワーを浴びて部屋着を着てからこの事に気づき、部屋着のまま外の自動販売機にお茶を買いに行きましたが、女性の場合はそうもいかないと思いますので、ペットボトルの飲料を購入してチェックインしたほうがいいと思います。

ロッカールーム内で持ち込んだ飲料を飲むことが出来ます。

実際に泊まってみた感想

シャワー、トイレ、寝室といった施設は使いやすく、清潔で何の問題もありませんでした。部屋も施錠できませんでしたが、物騒さを感じることはなく不安はありませんでした。

では安眠できたかと言うと…できませんでした。

グループで宿泊している外国人の方が寝室スペースで話をしてHAHAHAと笑うのが聞こえたり、電話で誰かが話す声が聞こえてきたりと、深い眠りに落ちることができませんでした。

カプセルを密封できないので、宿泊者の方が物音をたてると、寝室スペースに響きます。スリッパで廊下を歩いている音もわりと響いていました。

こういった環境で熟睡できる人を何人も知っていますが(羨ましい)、そうでない僕には入院した時の大部屋(1室5名)に響き渡る歯ぎしり、いびきと同様に過酷な環境でしたw

こういった環境で眠る自信がない方は、耳栓を持参すると幸せになれると思います。逆にどこでも寝れるぜ!って方にはそうとうオススメです。

ターミナルorホテル

成田空港 宿泊者に解放されたターミナル

あまり眠れなかったので、ぼーっとしながら搭乗手続きのために成田空港内を歩いていると、LCCを利用するお客さんのために開放されたターミナルを発見しました。

ナインアワーズであまり眠ることは出来なかったけど、ターミナルで寝るのもしんどそうだなー、と思いました。そう考えると、施設自体は眠るための環境を全力で提供してくれていると感じるので、宿泊費の3,900円はそこまで高い金額ではないのかも知れません。

次回は耳栓を持って行こうと思います:)

予約

下記サイトからナインアワーズの予約をする事ができました。国内だけでなく、海外のホテルも日本語で予約可能なので、重宝しますよ。

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コメント

  1. なかう より:

    今ここに泊まってますけど、清潔感とかはいいですが、飲食する場所がロッカーなので落ち着かないですね

  2. ぽち より:

    ターミナルで寝るか迷ったんですが、夕方ページを見ると3900円になっていたので予約して今カプセルの中です。

    テレビのないカプセルはぼちぼち遭遇しますが、波の音が流れているカプセルは流石に経験がありません(^_^;)

    体格の良い欧米人に合わせて設計されているせいか、カプセルの居住性は最高ですね。レビューにあるとおり外国人のマナーが良くないのが残念なところですね…

    • Junk より:

      そうですよね、他の宿泊客の方の声さえ聞こえなければ、もう少し快適なのですが(;´∀`)

      とはいえ、ターミナルで宿泊する事を考えると、低賃金で泊まれる居心地の良い空間に軍配が上がりますよね!

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