ある日のお昼休み。嫁さんから1通のメールが届きました。
本文:毛玉取り機の商品ページへリンク
先日、洋服ダンスから引っ張り出してきたセーターを着ていると、それを見た嫁さんから「すごい毛玉だね、それで出かけるの?」と尋ねられた記憶が蘇ります。
コイツ…完全に煽ってやがる。なんとかしないと…。
毛玉だらけのセーターをきた瞬間、一直線に奈落の底まで落ちていった、自分に対する家族の尊厳をなんとか回復させたい!
WEBで完璧な解決方法を調べて「え!?毛玉取り機?…遅れてるね(ゲス顔」くらいの返答をしてやろうと、思います。
このページに嫁さんへの対抗心から徹底的に調べた、毛玉の原因/防止策、毛玉を取る方法などを書いきたいと思います。
最終的に「東京都クリーニング生活衛生同業組合」のページに辿り着きました。ガチなやつです!
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試しに送られてきた毛玉取り機のリンク(Amazon)を開いてみると、カスタマーレビュー735件/評価4.6。
正直な話をしましょう。このレビューをみた時点でクラっときましたよ。価格も2,500円程度だし、もう買っちゃおうかなって。全面的に敗北を受け入れてもいいレベルの衝動でした。
「1clickで購入」を押してしまいそうになっている右手を叱咤激励し、意識をbackspace
ボタン一点に集中させ、右手でPUSH!なんとか生還。
わざわざお金を出して、毛玉取り機なんて買わなくても、身近にあるものを使えば簡単に取れるとか、そういうやつをひけらかして、嫁さんとの試合に勝ちたい。
洒落た生地屋さんに務めている嫁に完全勝利したい!
“安心してください、折れてませんよ!”
「毛玉取り」といったのキーワードで調べてると、身近にある道具を使って毛玉を取る方法が出てきます。
幾つかのサイトを見て、おすすめされている順にランキングをまとめてみると…
普段食器を洗うスポンジのゴワゴワした面で、軽く毛玉の部分をこすると綺麗に毛玉が取れるそうです。
確実に身近にありそうだし、衣服を傷つけにくいのもおすすめされている理由でしょうか。
クリーニング屋さんおすすめの方法だとも書かれていました。
こちらの方法もスポンジについで色々なサイトに掲載されていました。
セーターの首や腕のつけね等の、編みこみが起伏している部分などは、気をつけてそらないといけないようで、大事にしているセーターなどで、いきなりトライするのは避けたいところ。
そう考えると、スポンジよりも敷居が高いですね。
あとは少数派意見として、軽いしやラップのカッターで毛玉を取る、というのも見受けられました。
一次情報源と見受けられるサイトは少ない上に、Naverまとめのように色々なサイトの情報源を切り貼りしているサイトが多く、検索上位に表示されえていました。
信ぴょう性にかける(実際に毛玉をとってなさそう)ため、信用できそうなサイトをさがしていたところ、東京都クリーニング生活衛生同業組合 Webサイトの「毛玉について」というサイトを発見します。
要点となる箇所を抜粋していきますが、毛玉のできる仕組みや、出来やすい素材などについても言及しているので、是非ご一読されることをおすすめします。
毛玉は、着用の繰り返しの摩擦や、洗濯時の摩擦によって生じる現象です。その発生メカニズムは、生地の表面が摩擦などの作用を受け、繊維の先端が毛羽となり、それらが束を作り絡み合って「毛玉」を生みだします。
外部から付着したゴミや、ホコリが原因で毛玉ができるわけではないと言うことですよね。
毛玉が出来ない状況を作る事ができれば、そもそも毛玉を取る必要もなくなるんじゃないかなー、なんて考えていたのですが、”摩擦によって生じる現象”ということなので、一切毛玉を作らないようにする、というのは難しそうです。
衣服を着用した後、普段から洋服ブラシを使うなどして、遷移の辛みをほぐして整える事で、毛玉を作りにくい状態にすることはできる、ということなので、事前に防止策を施すことが大事です。
何事も起こってから動くのではなく、起こさないために努力しないといけないですね(しみじみ)。
毛玉ができてしまった場合、絶対にやってはいけない対処法が書かれていました。その対処法に心当たりがありすぎて…というか絶対みんな一度は通る道だと思います。
手で毛玉をちぎってはいけない
衣服の遷移が絡まって出来ているので、手で引っ張ると毛玉だけでなく、衣服の遷移の部分まで一緒に抜けてしまうので、洋服の生地がどんどん薄くなっていくのだそうです。
そこで、正しい毛玉の取り方としては、手でブチっとむしり取ることは厳禁です! 必ず、慎重に毛玉取り器を使用するか、ハサミで慎重かつ丁寧にカットするようにしてください。
手でつまみ取ると生地は段々薄くなるので要注意!
ここまで徹底抗戦の構えをとっておいてアレなんですが…。
毛玉取り機、買います(ボソッ
身近な物を使って毛玉をとる方法ですが、毛玉取り機と比較すると、どうしても見劣りしてしまいます。
スポンジを使うのもいいな、っと考えていましたが、知識がついた今考えてみると、テクスチャの荒い部分で生地をこすることで、手で毛玉を取る時と同じように、余計な遷移も引っ張って抜いているのではないかと、思うようになりました。
これで毛玉取り機の価格が高ければ、もう少し悩む余地もあるように思うのですが、2,500円という価格と、大事な服が劣化してしまうリスクを天秤にかけると、一気に毛玉取り機に傾いてしまいます。
毛玉について調べる動機となった、自分の尊厳を加えてみても、毛玉取り機さんの圧勝です。本当にありがとうございました。
嫁さんには哀愁の漂う背中を見せつつ、いつもどんな時も君が正しい、と伝えたいと思います。
ちなみにこの毛玉取り機、メーカーの在庫が切れていて、価格が5,000円まで上がっていたところを確認しています。
4月4日時点でも3,500円と記事を書いた時と比べると、1000円程値段が高くなっています。
もし、安い価格で購入できるのなら、迷わず買いだと言えます。
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