ジャンクです。
30代なかばを迎えました、より人の役に立つ仕事ができるようになるため、偉大な先人たちの人生観や仕事観がアウトプットされたビジネス書を読み漁っています。
今日Kindleで読み終えた”セルフトーク・マネジメントのすすめ”の感想を綴っていきます。
-ひとことメモ-
この大学生と自分自身をリンクさせることで、セルフマネジメントを知る前(プロローグ)と知った後(エピローグ)を自分の事として捉えやすく、導入部分に力があるためこれから読書を始める方は読みやすいと思います。
本の簡単に内容をまとめると、人からの言動や行動などによる外部刺激を受けたとき、自分の内なる声としてどんな言葉が浮かんでいるか把握し、良い方向にマネジメントしていきましょう、という内容です。
「7つの習慣」で語られている”選択の自由”と本質的には同じことが語られています。この本に興味を持った方は是非7つの習慣を読んでみることをおすすめします。
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著者は、日本に「コーチング」を根づかせた人物ともいえる鈴木義幸氏。現在も、日本最大のビジネスコーチング会社、コーチ・エィの社長を務めるかたわら、一部上場企業の経営陣・管理職などへのコーチングを行なっています。
なぜ、コーチングのプロがセルフコントロールの本を書くのか? それは、相手の自発的な行動を促進するコミュニケーションの技術であるコーチングを、自分に対して適切に使ったとき、それは非常に効果的なセルフコントロールの技術となるからです。
「セルフトーク」とは、言葉から連想できるとおり、「自分の中での会話」です。本書では、このセルフトークが人の感情や行動と密接に関係していることを示したのち、セルフトークを通じて自分自身をコントロールする方法を、具体例を交えながら解説します。
★Amazonのレビュー評価(2017年12月時点)は「4.6/31件」。
この本を手に取ったきっかけは以下の通り。
日々意識して改善に努めているものの、まだまだ外部の刺激(言葉や態度)に対し、自己防衛のために本来自分は望んでいない反応を返してしまうことがあります。
きれいな女性と話すとドキドキしてしまう、ついつい部下とのコミニケーションが威圧的になってしまう、など「もっと人とのうまく接したい」という悩みを持っている方に特におすすめです。
200人を超える経営者のエグゼクティブ・コーチングを実施。リーダー開発に従事すると伴に、企業の組織文化構築を手掛ける。
また、神戸大学大学院経営学研究科MBAコース『現代経営応用研究(コーチング)』(金井壽宏教授)において非常勤講師を務める。講演実績、著書多数。
心にささった文章を引用しながら、「セルフトーク・マネジメントのすすめ | 鈴木義幸」をまとめます。
セルフトークとは、言葉から連想できるとおり、「自分の中での会話」です。
本書では、この「会話」が人の感情や行動と密接に関係していることを示したのち、「会話」を通じて自分自身をコントロールする方法を四つのフェーズ――「変える」「使う」「減らす」「なくす」――に分け、具体例を交えながら説明しています。
あなたはセルフトークを認識したことはあるでしょうか。
私は自分の感情が動く直前に認識することがよくあります。大体の場合において、印象に残っているセルフトークの多くはネガティブなワードです。
コミニケーションがうまく取れないときにネガティブなセルフトークが発生します。
「え、それさっき言ったよね」「いや、それはありえないわー」など、多少言い回しの違いはあれど似たような言葉をきっかけに、イライラを感じてしまう、という具合です。
怒りなど特定の感情に直結してしまっているセルフワードをコントロールすることで、自分の行動に影響を与えられます。
“影響を与えられます”と書いたのは、実は7つの習慣を読んだことでセルフトークの概念を認識しており、日々実践することで反応を返すのではなく、自分の言葉を返せることが増えてきているからです。
部下がググりもせずに質問を重ねる、また同じミスをやらかした、こういった状況に直面し反射的にきつい言い方をしてしまう方は、頭のなかにどんなセルフトークが流れているか意識を向けてみると良いと思います。
もうおわかりでしょうが、部長の中で大爆発のスイッチとなっていた『許せない』というセリフがセルフトークです。
また逆に、怒りではなく上司としての気遣いをもたらした、『何があったんだろう?』もセルフトークです。つまり、セルフトークとは、感情や欲求、思考、行動の引き金として、自分の中に生まれる「言葉」ということになります。
自分の頭の中に浮かんだセルフトークを意識することができれば、内容を”選択する自由“が生まれます。
上記で引用した例だと、感情が大爆発するスイッチになっていた「許せない」を、「何があったんだろう?」に書き換える事ができるようになります。
許容し難い行動を行った相手に対して「許せない」ではなく、「何があったんだろう?」と考えられれば、相手を思いやる”余裕”が生まれます。
余裕が生まれると相手の意見を踏まえつつ、論理的に物事を捉えられるようになり、脊髄反射での爆発は少なくなります。
私の場合、脊髄反射で感情のまま物事を伝える事はなくなったのですが、論理の部分で自分の価値観が強く、客観的に物事を捉える事がまだまだ難しいです。
ただ、一歩一歩前進している感覚はあるので、意識を高く持って改善していきたいな、と考えている次第です。
既にいくつかの自己啓発書を読んでいたためか、新たな気付きはあまりなかったというのが、率直な感想でした。
ただ自己啓発に興味があり、これから読んでみようかなと思っている方にとっては、非常に読みやすく示唆に富んだ内容だと思います。
まず自分の感情が大きく波打つとき、頭の中でどんなセルフトーク(ありえない、嘘でしょ、超ウレシイなど)が流れているのか意識できるようになれば、自分の反応を選択できるようになります。
例えばネガティブなセルフトーク「ありえない」を「何があったんだろう」と相手の気持ちにフォーカスできる言葉に変更することで、余裕を持って行動を選択できる、といった具合です。
他にもセルフトークを減らす、無くす事で、集中力を極限まで高める方法などについても言及されています。
スポーツ選手の場合、セルフトークを無くすことでより集中力が高まり、周りの動きがスローモーションに見えるという、いわゆる”ゾーン”の状態を作りやすくなるそうです。
セルフトークについて深掘りして書かれており、感情で反応してしまう自分を改善したい方や、自己啓発書の入門編としておすすめの1冊です。
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