photo:(c)MIZUTAMA
今は完治していますが、30歳を過ぎた頃ほっぺたに痒みをともなった赤い炎症(アトピー)ができました。
飲み仲間に「おてもやんみたいだな」と言われ、人に指摘されるって事は結構まずいかもと思ったので、皮膚科に行くことを決心します。
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アトピーなら皮膚科に行けばいいよね、と言うことで休日もやっている近所の比較的評判の良さそうな皮膚科を予約します。
ネットでの評判もそこそこ良かっただけあり、皮膚科は混雑していました。ヤブ医者ではなさそうだなー、なんて事を思いながら自分の診察の番を待ちます。
名前を呼ばれ診察室に入ると、先生に「最近ストレスとかありますか?」と聞かれたので「特にありません。」と答えます。すると「では塗り薬を出しておきましょう。」と言われ診察が終了しました。
時間にして2分もなかったので、若干拍子抜けしつつも塗り薬をもらい帰宅しました。この時、塗り薬に関する説明は特にありませんでした。
家に帰り塗り薬を塗ってみると、ほっぺの痒みがおさまり、赤い炎症もきれいにひきました。
おー、これはいい薬を処方してもらったぞ、これを塗り続ければアトピーの炎症も治るんだ、と単純に考えていました。
この時アトピーに関する知識が少なく、アトピーは皮膚の病気だと思っていたので、ステロイドを塗りつつ、大好きなお酒を飲み歩く、といった今考えれば恐ろしいことをしていました。
2ヶ月が経った頃、塗り薬を塗っても使い始めた頃のように効果が表れなくなってきました。
薬を塗っているにも関わらず、痒みと赤みが増していきます。さすがにおかしいと思い、ネットで処方された薬を調べると処方された薬がステロイドであることがわかりました。
皮膚科に通院し、出してもらっているステロイドが効かなくなってきている事と、ステロイドを処方するのなら説明があるべきでは?と言うことを伝えました。
ステロイドが効かなくなっていることについては「今のステロイドより強いものを処方しておきます。”一緒にコントロールしていきましょう。”」という事でした。
説明があるべきだという事に関しては「絶対に説明しているはずです」という返答が返ってきました。最初にステロイドを処方してくれた医師とは別の人だったので、水掛け論だなと思い、それ以上何も言いませんでした。
皮膚科の帰り道、ある言葉が頭の中で繰り返し響いていました。
“一緒にアトピーをコントロールしていきましょう。”僕は皮膚科と一緒にアトピーをコントロールするつもりで通院していたわけではありません。アトピーは治るものだと思っていたので、どうしてもコントロールという言葉を受け入れられませんでした。
頬の痒みと赤みは通院前の比ではなく、ステロイドを塗らずに人前にでるのを憚られるほどになっていました。塗りたくないステロイドを塗らなくてはならず、どんどん悪化していく炎症に絶望を抱き始めます。
本当に治らないのか…。ステロイドでコントロールしなければいけないのか…。
塗り薬だと言われて使用していた薬がステロイドだった事で、通院していた皮膚科に対する不信感がつのります。
また治すことは考えず、ステロイドでコントロールする事を考えている、という事がどうしても納得できないし、何か根本的におかしいと感じていました。
ヤブ医者かと言われるとわかりませんが、名医かと言われると絶対に違うなと考え、皮膚科を変えることも視野に入れつつ、ステロイドやアトピーの事をネットで入念に調べ始めます。
調べている内に、皮膚の病気だと思っていたアトピーは体の内部のバランスが崩れている結果、皮膚に炎症として表れているという事がわかります。
この情報が本当だとすれば、根本的な原因である食生活や生活環境の事は語らずに、ステロイドを処方した皮膚科へ通院していては僕のアトピーは治らないと直感します。
盲目的に医者を信じてはいけないと痛感した出来事でした。
良さそうな皮膚科を探して様々な情報をあさっていたところ、あるサイトに出会います。
アトピーの青い鳥は、アトピー性皮膚炎に悩んだ皆様の、貴重なクチコミによって成り立っています。
「あの病院にいって、私はとてもよくなったよ!」
「あそこの病院、評判はいいみたいだけど、私の息子は通ってもぜんぜんよくなりませんでした・・・」
といった病院に対する感想を、皆様一人ひとりがお持ちだと思います。それらが集まることで、ほかの患者の皆様が病院を選ぶ際の貴重な情報源となるのです。管理人自身、今通っている病院は、とあるインターネット掲示板の口コミによって知ることができました。その病院を知らなければ、私は今もアトピーに苦しむ毎日を送っていたかもしれません。インターネット上での情報交換が、誰かの人生を大きく変えるきっかけになることもあります。
このサイトはアトピーを治療する皮膚科の口コミサイトになっていて、患者さんからの口コミが多く書かれています。
病院を5段階で評価することができ、治療の過程やアトピーが完治している患者さんからの口コミも多くあります。
実際、僕もこのサイトで評判のいいステロイドを使わない皮膚科を選びました。
検索結果では、なかなかわからない部分が口コミ形式なのでとてもわかりやすい上に、全国の皮膚科が5段階評価されているので、どこの病院にいい先生(名医)がいるかあたりをつけることができます。
漢方薬治療を謳っている、評判の良い皮膚科に一度予約の電話をしたことがありました。電話でまず始めに保険が効かない旨を告げられます。ざっくりでいいので、1回でかかる費用を教えて下さい、とお願いしたところ”漢方代も含め3万円~4万円くらいかかってしまう”と言うことでした。
この絶望的な状況から抜け出せるのなら…とも思いましたが、2週間おきに通院する事を考えるとちょっと金額的に厳しいものがあります。
アトピーの青い鳥で見つけた、隣の県にある名医と名高い先生のいる皮膚科に行ってみることにしました。
待合室は満員で、患者さんはアトピーを患っている方ばかりでした。診察室は1つしかなく、院長である先生が全ての患者さんを診ているようです。だいたい10分程で次の患者さんが呼ばれ入れ替わっていました。
自分の名前が呼ばれ診察室に入ると、まずアトピーを治すために守るべきことを先生が教えてくれました。それをまとめておきたいと思います。これらを守れば必ずアトピーは良くなっていくと思います。
これらの説明を受けて、この先生は信用できると判断しました。説明が終わった後、僕のアトピーを見て「なんだ、全然大したこと無いよ。治る、治る。」と事も無げに言ってくれた時、涙腺が決壊しそうになりました。
1回の受診料は薬代(抗アレルギー剤、ビタミン剤)も含めて2,000円~3,000円程度でした。1~2週間に1度通うことになるのですが、漢方薬に支払う金額を考えると雲泥の差でした。
以前通っていた皮膚科の帰り道とは違い、明るい気持ちで電車に乗り込み考えます。漢方薬を処方してもらったと考えた場合、安く見積もっても1回あたり27,000円浮いた事になります。
差額は漢方薬に投資したものだと思って、下調べをしてアトピーにいいと言われているものを積極的に取り入れていく事にします。
アトピーが治って感じたのは、偶然では治せないと言うこと。
皮膚科のお医者さんの言うことだけではなく、もっと多角的に情報を自分からとっていかないと、お医者さんの言うことがある側面に偏ったりしていた場合、本当にその知識だけでいいのか判断のしようがありません。
僕が参考にしていたアトピーの総合サイトへのリンクを貼っておきます。
※一部制限がありますが、会員登録(無料)すると全てのコンテンツを利用できるようになります。
アトピーが完治した暁にはブログとして良かったこと、悪かったことを写真付きで残す事を決意しました。このブログがアトピーに苦しんでいる方の役に立てれば幸いです。
アトピーに関する記事を以下のカテゴリーに投稿しています。今後も随時投稿していく予定ですので、よければブックマーク等して下さい:)
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